白土三平さんの名作マンガを映画化した「カムイ外伝」(崔洋一監督)の舞台あいさつが23日、新宿ピカデリーであり、主演の松山ケンイチさんと崔監督が出席。「シルバーウイーク」の5日間で全国27カ所で計31回にも上る舞台あいさつをこなした松山さんは「移動はばたばたしたりもしましたが、全国の皆さんに力をもらいました」と強行軍の疲れも見せず笑顔を見せた。
「カムイ外伝」は、週刊少年サンデー(65~67年)やビッグコミック(82~87年)に連載された忍者マンガの傑作。忍びの世界に嫌気が差し「抜け忍」となったカムイ(松山さん)は、漁師の半兵衛(小林薫さん)を助けたことから家族に迎えられるが、半兵衛の妻スガル(小雪さん)は、カムイのかつての仲間で、抜け忍だった。カムイを追っ手と信じて疑わないスガルは、カムイに心を許さないものの、半兵衛の娘サヤカ(大後寿々花さん)と心を通わせたカムイは、穏やかな日々に幸せを感じていた。しかし、カムイを追う忍びの軍団がすぐそこまで迫っていた……というストーリー。 舞台あいさつは、19日の丸の内ピカデリーを皮切りに、北は北海道、南は福岡まで、5日間で全国27カ所を巡るもので、移動距離は計5302キロにも上った。崔監督は「長い期間だったけど、ここからが始まり」と舞台あいさつを振り返り、“男泣き”する一幕もあった。